食品中の汚染物質に関する新しい EU 最大レベル: アフラトキシン、金属など
クレジット: Guillaume Périgois、Unsplash より
欧州委員会は、食品中の特定の汚染物質に対して新たな最大レベル (ML) を設定しました。
新しい ML は、2023 年 4 月 25 日から発効します。特定の食品の各汚染物質の ML は、規則 1881/2006 に代わる欧州委員会規則 2023/915 の附属書 I に記載されています。
この規制は次のような汚染物質を対象としています。
付録 I に記載されている、特定の食品に含まれる汚染物質とそれぞれの ML の完全なリストは次のとおりです。
1
マイコトキシン
1.1
アフラトキシン
最大レベル (μg/kg)
備考
B1
B1、B2、G1、G2の合計
M1
アフラトキシンの合計について、最大レベルは下限濃度を指し、定量限界以下のすべての値がゼロであると仮定して計算されます。
1.1.1
1.1.3 に列挙されている製品を除き、最終消費者向けに市場に投入される前、または食品の原料として使用される前に、選別またはその他の物理的処理が行われるドライフルーツ
5,0
10,0
-
1.1.2
1.1.3 に列挙されている製品を除き、最終消費者向けに市場に出され、または食品の原料として使用されるドライ フルーツまたはドライ フルーツの加工品のみを原料として使用するもの
2,0
4,0
-
ドライフルーツのみを原材料として使用する食品の場合、又は当該ドライフルーツを80%以上使用する加工品の場合には、当該ドライフルーツに定められた上限値がそれらの製品にも適用されます。 その他の場合には、第 3 条 (1) および (2) が適用されます。
1.1.3
乾燥イチジク
6,0
10,0
-
ドライイチジクのみを原材料として使用する食品の場合、またはドライイチジクを少なくとも80%使用する加工製品の場合には、ドライイチジクに対して設定されている最大値がそれらの製品にも適用されます。 その他の場合には、第 3 条 (1) および (2) が適用されます。
1.1.4
最終消費者向けに市場に出されたり、食品の成分として使用される前に、選別またはその他の物理的処理が行われるラッカセイ (ピーナッツ) およびその他の油糧種子
8,0
15,0
-
精製植物油生産のための粉砕用の落花生(ピーナッツ)およびその他の脂肪種子を除きます。
落花生 (ピーナッツ) や非食用の殻を持つ他の油糧種子を分析する場合、アフラトキシン含有量を計算する際、すべての汚染は可食部分にあると想定されます。
1.1.5
原料のみとして使用される落花生(ピーナッツ)およびその他の油糧種子、または最終消費者向けに市場に流通される、または食品の原料として使用される落花生(ピーナッツ)およびその他の油糧種子の加工品
2,0
4,0
-
精製用の粗植物油および精製植物油を除きます。
落花生 (ピーナッツ) や非食用の殻を持つ他の油糧種子を分析する場合、アフラトキシン含有量を計算する際、すべての汚染は可食部分にあると想定されます。
落花生(ピーナッツ)およびその他の油糧種子のみを原材料として使用する食品の場合、または関連する落花生(落花生)およびその他の油糧種子から少なくとも 80 % を含む加工製品の場合、対応する食品に対して設定されている最大レベルラッカセイ (ピーナッツ) およびその他の油糧種子もこれらの製品に適用されます。 その他の場合には、第 3 条 (1) および (2) が適用されます。
1.1.6
1.1.8 および 1.1.10 にリストされている製品を除き、最終消費者向けに市場に出されたり、食品の成分として使用される前に、選別またはその他の物理的処理が行われる木の実
5,0
10,0
-
「殻付き」の木の実が分析される場合、アフラトキシン含有量を計算するとき、すべての汚染は可食部分にあると想定されます。
1.1.7
1.1.9 および 1.1.11 にリストされている製品を除き、最終消費者向けに市場に出されたり、食品の成分として使用されたりする、唯一の材料として使用される木の実、または木の実の加工品